TKSの創業の地、岐阜県山県(やまがた)市、旧美山(みやま)町は『水栓バルブ発祥の地』と呼ばれています。

頂に史跡・天狗城を抱く緑豊かな大黒山と、武儀川・神埼川のふたつの河川に育まれた風光明媚な美山。この静かな山間の集落に、数多くの水栓バルブ工場が集まるようになったのは第二次世界大戦後のこと。美山地区出身の経営者が鋳造技術を身につけ、名古屋で会社経営をしていましたが、第二次世界大戦の戦火によってすべての工場が消失してしまいました。失意のどん底に沈み、故郷・美山へと戻ったその経営者に「この地元に水栓バルブ産業を根付かせよう！」と励ましの声をかけたのが、当時の美山村長や村の人々だったのです。

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昭和22年、村長や村民の協力を得て、美山地区に給・排水栓などの水廻り器具を製造する水栓工場を設立。

地区内で水栓事業が発展したことをきっかけに、多くの企業が美山地区へ集まるようになり、今では山県市が水栓バルブの全国シェアの約30％を誇る、"水栓バルブ生産日本一の街"となりました。

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わたしたちTKSも、水栓バルブづくりのトップ集団が集まる『美山』に誇りを持ち、その技術を極め、新たな物語りを後世へ継承していきたいと考えています。