投稿日:2025.06.18 最終更新日:2025.06.13
【共同研究】海水でも「見えない泡」を科学的に確認! 養殖応用に向けた研究成果を発表

当社は2023年より、三井共同建設コンサルタント株式会社 ( 本社:東京都品川区、代表取締役社長 中野 宇助、以下、三井共同建設コンサルタント )との共同研究により、水素製造時に排出される「酸素」を目に見えないほど小さな泡「ウルトラファインバブル(以下、UFB)」とすることで、磯焼け対策で駆除したムラサキウニの蓄養効率を改善する共同研究を行っています。
この度、UFBを人工的に発生させた水槽(徳島県美波町の海水を利用)において、UFBの重要な化学的性質であるヒドロキシルラジカル(活性酸素の一種:以下、HR)の発生を確認したことをお知らせいたします。この結果は、今後の養殖や水生生物に対してUFBが“実際に「与えられている」”という裏付けになる可能性があります。
UFBは水産養殖でも注目を集めてきましたが、これまで実際の海水を使用した測定は困難でした。
非常に微細な気泡(0.001mm未満)であり、海水にはさまざまな懸濁物質(2mm以下の水に溶けない物質)があるためです。また、HRの測定には通常、強い酸性状態をつくる試薬(例:濃硫酸など)を用いることが多く、実際に水生生物などに使用できる条件下での測定は極めて困難です。しかし、今回の研究により “実際に養殖で使用できる海水”を使用した環境下でも、UFBはHRの性質を持っている(UFBとしての性質を持ち存在している)ことがわかりました。
▼詳細はプレスリリースをご覧ください
PR TIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000119238.html
PDF No.0071_【磯焼け対策】海水でも「見えない泡」を科学的に確認